共立メンテナンス(9616)：第二次インバウンドにBETして

先月新規投資した共立メンテナンス(9616)。
今更ながらまとめたいと思います。

▽事業内容
ホテル事業と寮事業が主軸の会社です。
以下売上比率。

直近業績は以下。

寮事業は比較的安定的、ホテル事業は市況に影響されやすい傾向にあります。
同社は全セグメントで前年比プラス成長をしていますが、売上UP・単価UPをけん引しているのはホテル事業といえます。
現在はオリンピックを前にしたホテル需要増に対応すべく新規ホテルへの設備投資を図っている最中です。

▽投資理由
投資テーマとしてはインバウンド。
前回インバウンドが投資テーマとして持て囃されてころ(爆買いとかが流行ったころ)、同社も株価的にはその恩恵を受けPER40倍超の水準まで買い進まれていました。
その後インバウンドは投資テーマとしては旬を過ぎてしまった感があり、同社のPERも17倍程度(私が投資した時点)にまで下がってきました。

投資テーマとしては旬を逃しても、実態として訪日外国人は依然増加傾向にあります。
以下は日本政府観光局の統計からデータを引っ張って作った訪日外国人の年別推移。
2017年は10月分の実績までなので、前年越えは確実です。


業績は右肩上がり、それをサポートするトレンドも継続、にもかかわらず市場は以前より過少な値付けをしている。
これは投資するに値するだろうとGOサインを出しました。
現状ではかなり好調な成績を残してくくれています。

今後インバウンドはモノの消費が一巡してサービスの消費に軸足が移っていくのではと考えており、そういった中で同社が活躍していってくれればなと思っています。