2017年10月31日火曜日

理想的な投資家とは?

私は結構「理想的な投資家」像を考えることがあります。
理想のみを求めることは無意味と切り捨てられそうですが、現実的な妥協点を割り出すためには必要な一手順と考えているからです。

「理想」の状態を考えるなら
経済・政治・金融・景気・市場心理・を理解し、企業分析に長け、債券/商品/不動産あらゆる金融商品に精通し、買いも売りもこなし、信用を適切に使いこなる人。
とりとめがなくなるのでこの辺で止めますがこんな感じでしょうか。
いやースーパーマンですね。
どんな状況にあっても資本主義が続く限り、金銭的な心配をする必要はなさそうです。

理想たり得ない自分としてはこの中から自分が何ができて、何ができないかをしっかりと見極めていく必要があります。
理想からいくら引き算をしているかを理解すれば、自分のリターンにも納得がいくというものです。

2017年10月30日月曜日

指数から個別株へ:共立メンテナンスを新規購入

銘柄の入れ替えを行いました。
新規購入:共立メンテナンス
全売却:野村日本株高配当70連動型上場投信

2017年10月24日火曜日

株式の力を信じてインデックス投資をしている皆様へ、個別株投資のご提案

株式という仕組み自体を信じて全世界の株式を丸ごと買う、その選択は筋が通っているし継続できるのであれば負けにくい投資方法だと思います。

ただそれだけで思考停止してしまうのももったいないとも思います。
運用成績を1%上昇できるだけで、数十年後には非常に大きな差がつくのが投資です。
(例:20年運用の5%複利が2.5倍、6%複利が3倍程度)
一度はαをとることに挑戦してみてもいいと思います。
だめならインデックス投資に戻せばいいですしね。

抵抗感があるという人は少し考えを変えてみてください。
株式の力を信じてインデックス投資をしているというのなら、ETF運用最大手のブラックロック(BLK)に投資してみるというのはどうでしょう。
世界の株式の上昇下落に成績が連動するという意味では利益の源泉となるものは近しいと思います。
当然インデックスが持つ分散の力は無くなるなりますが(デメリット)、保有コストが無い等個別株だからこそある優位性もあります。


そして成績。
株式運用が絶好調のここ数年ですが、それを運用する同社は輪をかけて高いリターンを上げています。
※以下BLKとACWI(全世界株式ETF)5年程度の比較、100%以上のリターン差がついています

BLKが気にいらなければ、証券取引所の運用会社の個別株を買うというアイディアもあります。
主要な取引所はそう多くないので個人でもフォローできる範囲かなと。

正直何を買うかは話の本筋ではないです。
利益の源泉は一つでも、それを実現するための手段をは複数ありうるということが伝わればいいなと。

自分が何を利益の源泉としているか、今の手法はそれを実現するのに唯一のものか(他により良い手段はないか)。
この辺を深堀するのが第一歩だと思います。


2017年10月23日月曜日

選挙な日なので国のことでも:投資立国という方向性

神戸製鋼のニュースや家電メーカーの凋落を見ていると、「モノづくり大国」という基準の分からない代名詞が無意味化してきたことを実感します。
国のステージを考えると現状の産業を維持するだけで国力を維持することができないのは明らかで、今後の方向性を考える必要があると考えます。
そんな中で私は投資(金融)立国という選択肢はかなりありだなと思っています。

よく個人金融資産は1400兆に上り、大半を預金で占めるという話が出ますね。
大体は預金比率が他国と比べて~的な感想とともに、だから日本はダメなんだの帰結になりますが、私は単純に国として伸びしろ部分だと感じます。

通貨(円)が相対的に強くなりがちなことも他国の資産を買い入れるには都合がいいですし、何より投資自体にはモノづくりに比べて熟練が不要なのがいいですよね。
国家単位で株式投資の恩恵を受け取れる構造が作れるなら、それは素晴らしいことだろうなと。

とはいえ投資立国から真逆の現状も日本人が選択してそうあるということも理解しています。
正義感のある人なら周りを変えようと啓蒙に走るのでしょうが、私はまぁリスクリターンの伴わない行動はご免ですね。
皆様が預金にしがみついてくれるが故に低金利に甘んじられているり側面もありますし、今後も状況を分析して有利と思う位置にいることを是としてやっていこうと思います。

2017年10月18日水曜日

ひふみ投信が外国株組み入れ比率を拡大

国内投信界隈では最大のネームバリューを誇るひふみ投信が、外国株の比率を拡大する発表をしました。
ひふみ投信、「世界の株つかみ取り」外株比率1割へ-レオス社長(Bloomberg)

ひふみは今年6月に米国株への投資を開始。
マイクロソフトとアマゾンへ投資し、両銘柄とも組み入れ比率10位以内に入るほどの買い入れをしたので話題になっていました。
当時私がマイクロソフトへ投資したちょっと後に投資したので、多少の愉悦感を持った覚えがあります笑。
現状2銘柄で3%強程度ですが、記事によると10%程度外国株保有する方針とのこと。

日本株が絶好調な昨今に(今日時点で日経平均が11連騰というお祭り具合)外国株拡大の意思決定は思いきったように思えます。
ひふみの主戦場である中小型の市場規模に対して、運用規模が大きくなりすぎていることへの対策なのだろうかなと。
一時今のひふみのようなポジションだったさわかみも、運用規模が大きくなったことによりコストの高い疑似日経平均になってしまったことから、外国株への参入は妥当だとは思います。

ただ、相対的に非効率な日本市場でアルファをとっていたひふみが資本主義の本場へ参入して市場平均を上回る成績が出せるのかは非常に興味があります。

私自身がひふみへ投資するということはないと思いますが、銘柄選択・売買タイミングは気にしていこうかなと思います。

2017年10月14日土曜日

2017年10月11日水曜日

バークシャーとの付き合い方

米国株をやっているとバークシャーの存在は否が応にも目に入ります。

バークシャーを何の会社と呼ぶかは非常に難しい問題です。
S&P500のセクターカテゴリーではFinancials(金融)に属していますが、鉄道・エネルギー・製造・小売と幅広い事業領域の子会社を抱えているからです。
コングロマリットというのが正しいのかもしれませんが、他に類を見ない特殊なこの会社は「バフェットを神輿にした上場投資ファンド」と見るのがいいのかなと思っています。

投資を始める前はバークシャーという会社のことは知りませんでしたが、バフェットの名前は知っていました。
なんとなく金持ちのアメリカ人程度の認識でしたが、興味外の人間にまで名前が伝わる知名度は彼の特異さを物語っていると思います。
結論としてバークシャーとは超人によって成り立つ例外的な会社、というのが私の認識です。

バフェットのことを除いてもバークシャーは特殊な会社です。
よく話に上がるバフェットの投資先のコカ・コーラやアメリカンエクスプレスなど、公開会社の株式は全体でも一部で多くは非公開の会社であるが故正確に会社の評価を行いにくいからです。
本来、コングロマリットや非公開化などは投資家から忌避されがちなのですが、バフェットという存在を傘にすることで成り立っていると言えると思います。

さてここまでの流れで分かる通りバークシャーは徹底的に無視しようと考えています。
資本主義も煮詰まった現代で個人のネームバリューで世界時価総額6位という、とんでもないことをしているバフェットに称賛の念は十二分にありますが、それゆえいつか神輿を失った時のバークシャーの損失は計り知れないだろうという予想から投資対象としては怖いというのが私の判断です。

バフェットが起業したころに投資できればねぇ。
まぁこれは長く存続している企業全般に言えることなので詮無いことですが。

投資会社には徹底的に事業自体への優位性を求めたバフェット自身の会社が、個人によって成り立っているのは何とも皮肉だなと思います。

2017年10月1日日曜日

資産状況(2017年9月)

2017年9月の資産状況を確認していきます。
目標の資産配分はこちらを確認してください。