2018年1月31日水曜日

相場雑感(2018/01)

絶好調の2017年。
それを引き継ぐ形で好調を維持した1月だったと思います。
ただ、仮想通貨周りが騒がしくなったあたり(コインチェックの盗難うんぬん)から為替→株式と不穏な感じが伝播しているように見えます。

〇全体
単純に直近株価は好調過ぎて持続はできない角度の上昇を続けているので、「いつか」は調整が入らざるを得ないわけですが。
今が「いつか」なのかはわからないですが、去年の株価上昇を支えた大きな要因の一つだと思っている為替の安定レンジを抜けている現状は警戒感を持った方がいいと感じています。
(去年がドル円110-113円程度のレンジに対して現在108.5円)

〇米国
ファンダメンタル上問題があるようには見えませんが、金利動向と季節性(2月は例年小天井になりやすい)が気になっています。
決算が良くなかった・地合いに影響されやすい銘柄をカットした方がいいかを検討しています。

〇日本
物価や賃金面はやや物足りないものの状態としてはいい方の部類だと思います。
ただ、今まで日本株上昇を支えていた日銀の資産買い入れが縮小(厳密には目標未達)している状況は地合いに大きく影響してきそうかなと。
日本株は基本外部要因による株価変動が大きいので災害が来るとわかっているなら逃げた方がいいというのが私の見解。
とりあえず共立メンテナンスはすでにカットしています。
さすがに最高値も更新した状態で、PERも足元では目いっぱいなのではないかなと。
これ以上の上昇はEPSの上方修正待ちじゃないかなと思っています。

JT・KDDIは決算もまだだし迷い中。
銘柄的な属性としてはディフェンシブだし持っててもいいですが、大型株なので地合い悪化すれば関係なしに売られてしまうのですよね、、、
悩ましいです。

〇中国
良くも悪くも我関せずな国ですが、米国がこけるならさすがに無傷とはならない気もします。
ただ党による金融・経済政策の動向のほうがはるかに株価への影響は大きいので基本地合いは無視(というか大雑把にしか読みようがない)。

〇結論
いつくるかわからん調整におびえるのは無意味という意見も理解できますが、私はそこまでの達観はまだできていないので下がるべきと思えば下がろうと思います。
地合いに影響されやすそうなら銘柄を手数料払って鉄火場から引き揚げますかね。

2018年1月30日火曜日

投資に必要なのは握力!手放したDPSが買収で高騰。。。

つい2カ月ほど前に売却したDPS(ドクターペッパースナップ)が買収されるようです。
買収するのはというキューリグ・グリーン・マウンテンというコーヒーメーカーのようで、それを受けて株価は大暴騰となっています。
今株価を見ている感じ+25%程度の上昇です。

何とも心を揺さぶるニュースですね。
別に売却済みの銘柄がどうなろうとも私の資産運用には何の影響もないのは分かっているのですが、、、

おそらく投資を続けるかがりこの手のことは幾度となく発生していくでしょう。
精神修行だと思って受け止めていこうと思います。

2018年1月25日木曜日

ビットコインの終わり時を考える

年初からビットコインの価格がジェットコースター中です。


仮想通貨へのスタンスは過去に示した通りなのですが、最近仮想通貨が下火にならないでほしいなと感じてる次第です。
理由はFXや株クラスタの投機筋の一定数以上が仮想通貨に移っているだろうことが想定されるからです。
数字的な根拠があるわけではないですが、ボラを収益の根源とするのなら仮想通貨はこれ以上ない投資対象なので当たらずとも遠からずだと思います。
(実際去年の仮想通貨勢は「まだFXや株なんてやってるの?」的なノリでしたし)

私の主戦場の株式にとっては低ボラのほうが総合的なリターンが期待できます。
(去年の為替・株式共に低ボラだった状態を思い出していただければ納得できるかと)
仮想通貨の魅力が薄れてボラを増そうとする人々が戻ってくると嫌だなーと考えている感じです。

ただ、ビットコインに関して今現在は下火になるとは思っていません。
方向性が上から下になっただけで相変わらずスリリングな展開を提供しているわけですから、参加者がチャートに夢中なのは変わってないでしょう。

おそらくビットコインの終焉は、価格の暴落で起こるのではなく参加者がスリルを感じられなくなったときになるのでしょうね。

2018年1月23日火曜日

キャッシュレス化雑感

世界的にキャッシュレスは大きな潮流ですが、相対的に現金への信頼度(依存度?)の高い日本ではより大きなテーマになりえると思います。

私自身社会人になって結構経つまで現金のみで過ごしていました。
別段不便でもなかったのですが、年を取ってクレヒスが無いと金融的に信用のない人間だと判断されるといったような話を聞いて(本当かはわかりませんが)クレジットカードを作りました。
特段思いがあって作ったわけではないですが、今では大体の買い物はクレジットです。
やっぱり単純に便利ですよね。

▼キャッシュレス化のへの流れ
政府はキャッシュレス決済比率を10年で現在の25%程度から40%程度まで増やすことを目指しているようです。
10年で15%というのは何とも中途半端な目標だと思いますが、方向性としては現金をなくしていく方向に間違いはなさそうです。
ちなみにここで言うキャッシュレス決済とはクレジットカード・デビットカード・電子マネーを差します。

▼キャッシュレスの主役は?
少し前ならキャッシュレス=クレジットカードとなっていたのでしょうが、最近やや潮目が変わったように思います。
今注目なのは、モバイル決済です。

日本でもFelica機能を搭載したスマホを活用した決済は以前からありましたが、今はQRコードを活用した決済に勢いがあります。

お隣中国でのアリペイ(BABA)やウィーチャットペイ(テンセント)が主要なプレーヤーで、メリットは何といってもコストの安さです。
スマホやタブレットがあれば設備投資は不要、利用者間の手数料もなし(上限はあり)なので少額決済にはもってこいなんですよね。

チェーン店ならともかく、個人経営の店なんかは正直クレジットカードは使ってほしくないのが本音だと思います。
そういった状況にうまいことマッチして広がっていくのではないかなと。

▼相場的には
VやらMAやらの堀(というかぼったくり)に小さいながら穴が開く兆しがあるのかなと感じています。
数年程度であの鉄板具合に影響が出るとも思いませんが、長い目で見れば競争関係になることもあるのではないかなという感じです。
何れにも投資の予定は無いのですが、社会現象の変遷として興味深くウォッチしていきたいです。

ちなみに国内だと投資してみてもいいかなと思っています。
どこが覇権を取るかなんてわからないので、決済代行をしている会社なんかを物色しているんですが高いんですよねぇ、、、

焦らずいこうと思います。

2018年1月20日土曜日

人気投資の共通点

最近人気化する投資の傾向をよく考えます。
私の周辺で見ると優待投資、インデックス投資などでしょうか。
米国大型株の握りっぱなしも人気があるように思えます。

投資対象へのアプローチはそれぞれですが、共通点は売りに悩まなくていいというのがあげられるのかと思います。

人気かどうかは微妙ですが、バフェットを参考にする人も売却しないことを投資のルールにする人が多い印象です。
(当のバフェットは普通に売買している気もしますが、、)

この文脈で人気化するというのはより儲かるからではなく、ハードルが低いからなんでしょうね。
個人投資家にとって買いより売りの方に負荷を感じているということだと思います。

天邪鬼な私はこういったところにこそ上達のネタがあるのではと思ってしまいます。

もちろん欲望に任せた頻繁な売買はパフォーマンス低下の典型的な要因だということは理解しているつもりです。
最低限を理解したうえで意味のある行動を選択できるようになれればいいなと。

どちらにせよ投資は自分の頭で考えて行動しないとどうにもなりませんね。

同じ「売らない」というポリシーでも自分の頭で考え投資戦略として売却という手段を無しにした人と、受け売り・思考停止で売るという行動をしないだけの人は外側からは同じことをしていても真逆の状態といえるかと思います。
後者は最悪のタイミングで最悪の行動をするように市場はできているものです。

2018年1月18日木曜日

iFreeNEXT FANG+が誰得で最高にCOOL

最近は最低コスト合戦くらいしか見るところがないと思っていた投資信託界隈ですが、大和証券投資信託委託から最高にCOOLな商品が出ました。

その名も「iFreeNEXT FANG+インデックス」です。
名前で察せる通り、FANG+αに投資する投資信託です。

連動指数は「NYSE FANG+指数」で、対象の銘柄は以下の通り。
・フェイスブック 
・アップル 
・アマゾン・ドット・コム 
・ネットフリックス 
・アルファベット
・アリババ
・バイドゥ
・エヌビディア 
・テスラ 
・ツイッター
(2018年1月現在)

これ構成比率上位銘柄じゃなくで全銘柄です。
10銘柄のイコールウェイトで構成される指数なようです。
これでなんと信託報酬0.7614%!
さすがにボッタクリな気がします。

いまいちどういう人に需要があるか理解しずらいです。
普通にこの銘柄を個別株で買った方がいい気がします。
SBIだと10銘柄を最低手数料で購入すると場合、130万円程度あれば足りてしまいます。
(1111ドル/1銘柄*10銘柄)
手数料は片道0.45%なので往復で0.9%となります。
1年とちょっとで信託報酬が手数料を上回ってしまう計算ですね。

1年以下しか保有する気がない or 投資金額が100万以下、でもこの指数に投資したいというのが理屈の通るこの投資信託を選ぶ理由でしょうか。

もちろん指数なので、銘柄組み入れを勝手にやってくれるという違いはあるとは思いますが、さすがに名前に「FANG」を入れている時点で構成銘柄の半分はいじらないでしょう。
だいたい成績もFANG次第になるであろうことを思えば、素直に個別でいいじゃんと思ってしまいます。

まぁわが国には日本郵政・ゆうちょ・かんぽの3銘柄のみに投資する投資信託で、購入手数料1.62%、信託報酬0.6912%というより気合の入った前例もあるくらいなので、それから見ればまだまだなのかもしれません。

2018年1月16日火曜日

投資は放置されて困る方が負ける

別段投資に限らないですが勝負事は待てる側の方が強いです。
能動的な待ちを選択できている状態とでもいえばいいでしょうか。
自分が動かないといけない状況というのはそれだけで弱いと言えると思います。

「投資は余剰資金でやりなさい」というのはこういった事情も含めてのアドバイスなのかなと。

私はこの能動的な待ちというのを感覚的に重視しているので、無配の企業に投資しようとはどうにも思えないんですよね。
企業から直接株主に利益還元をする経路が無い状態で、互いに「待ち」となったとき困るのは私なので。

別に譲渡益を軽視しているのではないのです。
何で儲けようと価値は一緒ですから。
ただそれ以前に自分が不利だと感じる状況を作るのに違和感を感じてしまう難儀な性格というだけなんです。

無配の企業でもその企業を「保有」できるくらいの資金量があれば話は別なのですがね。
解散価値に着目してゾンビ企業を解体して売りさばく事業とかしてみたいですもん。

ああ、それにつけても金の欲しさよ。

2018年1月9日火曜日

今、債券に投資できるか?

年初から日経23000円・香港30000香港ドルを超えお祭りムードです。
株高の陶酔感とともに反動が来た時への恐怖も募ってきています。

さて、現在の私の投資対象は100%株式となっていますが、それ自体に強い拘りはありません。

債券のほうが有利だと思う時期が来るならそちらに資金を映す意思はあります。
そもそも債券の市場規模は100兆を優に超える規模で、70-80兆ドル程度といわれる株式市場よりはるかに大きいです。
時価総額での投資を教条とするなら6割程度は債券に投資しなくてはならない計算ですね。

またパフォーマンスに関しても株クラスタが思っているより悪いものはないことが歴史を見れば分かります。
(概ね株式がアウトパフォームして〇〇バブルがはじけたタイミングで追いつかれる図式)

さてここまで債券を持ち上げたうえで、幸運にも株価下落の兆候を拾えた場合に投資するかと検討すればNoと答えます。

理由は長期金利の継続的な低下です。



上記は2000年くらいからの米国長期金利の推移です。
時期により上げ下げあるものの傾向としては下がり続けていることがわかります。
現在は金融緩和の終了でFFレートを挙げだした結果、長期金利が上がりだしてきましたが絶対値としてみて低い位置にいるといえると思います。

単純に単独の投資対象として旨みがないというのもあります。
インフレ2%前後の米国で利回り2%中盤の程度の金融商品に投資するかね?という単純な疑問です。

ただそれ以上に怖いのはトレンドの逆回りです。
さすがにこれ以上利回り下げれないよねと。

そもそも債券と株式をMIXする人が債券に求めることは株式との逆相関です。
しかし今後それがうまく機能するかが怪しいなと思っています。
直近数年を思い返しても株・債券両方上昇するという展開が多かったですが、その逆が起こるならちょっとゾッとしますよね。

次に株式から資金を退避するなら現金が無難ですかね。

2018年1月2日火曜日

資産状況(2017年12月)

2017年12月の資産状況を確認していきます。
目標の資産配分はこちらを確認してください。