2020年12月2日水曜日

資産状況(2020年11月)

   2020年11月の資産状況を確認していきます。



2020年11月2日月曜日

資産状況(2020年10月)

   2020年10月の資産状況を確認していきます。



2020年9月17日木曜日

日本動物高度医療センター所感

先日PF入りした日本動物高度医療センター(6039)についての所感をまとめます。

アプローチとしては「強い業界」→「恩恵を受ける企業」の流れ。

□業界

ペットの家族化は力強いトレンドで少子化も相まってかペットにかける支出は年々上昇していることがいくつかの統計調査を見ることで分かっている。

ペット飼育の経験が無い私などからすると食事と散歩道具くらいしかイメージできなかったが、内訳をみると「サプリメント」「しつけ・トレーニング」「シャンプー」「洋服」などほぼ人間と変わらない内容となっていることがわかる。

ペットの所有者の愛情の増加に比例してか支出も増加・多様化しているということだろう。

今後日本の消費ポテンシャルの多くを占める高齢層に対してアプローチ可能というのもGoodである。

要はペットビジネスは有望であるという結論となります。


□企業

業界が強くても恩恵を受ける企業が特定できなければ株式投資的には意味がない。

(ちなみに製薬業界については上記の理由から大きくポジションを取ることができないでいる。総体としては拡大していくのでしょうが、勝ち組が誰かが分からないので)

そういった意味では日本動物高度医療センターの優位性は分かりやすい。二次診療に特化することで通常の動物病院との差別化と競合プレイヤーが少ない領域へ資源を集中することができているからだ。

最近は自分の周りでも動物病院の開院が増え、通常であれば競争の発生となるため企業運営としてはマイナスとなるが上記の差別化により通常の動物病院と競合しなくて済む構造となっている。

それどころか下図が示す通り一次診療を行う動物病院経由で病状に応じて紹介を行ってもらう流れを構築している。(同社はこれを連携病院と呼んでいてKPIの一つとしている)

日本動物高度医療センターHPより抜粋

競合プレイヤーも少ない(下図参照)。
また単純に物理的な距離も顧客に選択肢を与えない制約となると考えられる。
(愛するペットが苦しんでいる中でわざわざ遠方の病院に連れていくかという観点)

日本動物高度医療センター決算説明資料より抜粋

高度医療という特性もあってか単価も高く(平均して10万/1診療程度)、利益率もそこそこ高い(2019年度15%程度)。

今後の拡大施策としては①連携病院を増やすこと②別拠点での開院になろうかと思う。
②は2021年秋に大阪病院を開院する予定、地域的なポテンシャルを考えれば福岡→北海道・東北位は採算取れそう。
均すと数年にわたり5%~程度の成長は期待できそうだなという印象です。
景気循環でなく自己の努力で拡大できる企業というのは投資に値すると考えます。

□その他
最大の課題は人材確保と教育。
獣医師の供給が限られている中で拠点の拡大に即した質・量を確保できるかが経営課題の大きい部分を占めると考えます。
そういった意味ではある程度の人件費の上昇は仕方が無いのかな。
業態上顧客満足と従業員満足を満たしていれば利益は自然と追い付いてくると思うので、その辺のバランスも課題かなと思います。

ちなみに買値でのPERは15倍程度。
事業内容的にはもう少し評価されてもいいと思っているが、小型株なことも勘案されてこの状況なのでしょうか。
何気に私が今まで購入した企業の中で一番時価総額が小さいですね(60憶程度)。
相当な急騰か前提が崩れる事象が無い限りはしばらくお付き合いしてもらうつもりです。

2020年8月14日金曜日

1年半ぶりの日本株復帰

BUY:日本動物高度医療センター(6039)

久しぶりに日本株に復帰しました。

記録を遡ると2019年2月以来のようで。
あの頃は米中の摩擦でどうこう言っていましたね、別段米中の状況は変わっていないと思いますが市場としてはないも同然といった状況の昨今です。
コロナも数年すると同じような感じになるのでしょうか。

さて新規取得した6039は犬・猫への二次診療を行う企業です。
二次診療とは何ぞや?というと、かかりつけ医(一次診療)で対応できない重篤な症状に対応することを指すそうです。

その性質から高度な人材(獣医師)・医療機器(CT等)を配置する必要があり、企業としての特徴といえるかと思います。

愛玩動物の家族化というのは世界的に見ても大きい潮流といえるので、その流れのうまく乗れればなと考えています。
ひとまず簡単な売買報告のみで、細かい所見は後日まとめようかと思います。

2020年6月3日水曜日

CME新規取得

月初の資産状況に記載したので時期が前後しますが、5月半ばにCME Group(CME)を新規取得しました。

寡占事業+裏方系ということで私の好み。
儲けたければ胴元になることは全世界共通なので、利益率と過去のトラックレコードを確認したらサッサと取得という感じでGetしました。

+αとしては、
・(一応)インデックス投資家として指数事業を持っている企業は押さえておきたい
 →CMEは泣く子も黙るS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスを保有する合弁会社の片割れ
 →もう片方がSPGIですでに保有済み

・先物ってカッコいいけど個人にエッジがある気がしない
 →特に商品系は現引きできない主体はハンデ戦にしか見えない、、(先日の原油先物がマイナスになるイレギュラー出てましたね)
    →ユーザーになれないならオーナーになることで気を紛らわしましょう
と安易な理由です。

最近はこういうオンリーワンな企業群を寄せ集めて世界征服するような気持ちで投資に向き合っています。
(概ね、PFの5割弱がこの世界征服部門です)
現時点では比較的安定して指数を上回っている印象ですが、それ以上に保有にストレスが無いのがGood!
要は私に「合う」投資方法みたいです。

というわけで世のカッコいい先物取引者達から少しづつ・長期的にあがりをかすめ取っていこうかと思います。

2020年4月17日金曜日

マイクロソフトを全売却(2カ月ぶり2回目)

マイクロソフト(MSFT)を全売却しました。理由はざっくりは前回と同じような感じ。

前回との差異としては
①利益警告が出ている
②コロナの影響が顕在化したことで市況が悪い
ということで撤退ラインを低めに設定しました(PER28xを想定)。

withコロナ時代の旗手のような祭り上げられ方をされていますが、実態としてはコロナの悪影響は受ける想定なのでやや行き過ぎた評価かなと。
市場はオーバーシュートするものなので、このまま上もありそうですが居心地が悪くなる前に一度体制を整えようと考え撤退と相成りました。

ついでということもありませんが、以下2銘柄も全売却しています。
・エランコ(ELAN)
・VMウェア(VMW)

細々それぞれの理由はあるのですが、共通する理由としては市場の機能が不全気味なのではという疑念から。
コロナによる急落時もそうでしたが、株価が先行指標として働いてないように思えます。
季節性を鑑みても急落しやすい時期なので、PFを絞るイメージでコアな企業群のみ残す形としました。

暫くはほどほどの位置で観察を続けようと思います。

2020年3月14日土曜日

マイクロソフト一部買戻し

マイクロソフトを少量買い戻しました。
まさかひと月と経たずに買戻しに入るとは。

前に書いた通り、売却理由は価格だったのでそこが変わればまた買いますよという感じ。
180ドル後半で売って、140ドル前半で買い戻しているのでこの後の展開はどうあれ心理的には楽です。
元のポジションからはまだまだ小さいので経過を見つつ買い増しを検討します。

それにしても新型コロナきっかけのパニックがすごいですね。
為替・株・債券・商品・実世界すべてに大ダメージ。
特に過去の〇〇ショックと比べて実世界へのダメージが甚大です。

リーマンなんかと違うのが実世界きっかけの金融市場の巻き戻しという点でしょうか。
コロナの収束は市場安定の絶対条件ですが、すでにサプライチェーンの棄損・各種イベントの自粛・原油価格の暴落と単独でも厄介な悪影響が顕在化しているのでマクロ指標の交代は免れないと思われます。

コロナで死ぬより経済的に死ぬ人のほうが多そうな感じですね。
とはいえ経済合理性にのみ振り切ることも倫理上できないので、非常に難しい問題です。

個人としては
・手洗いうがいをしっかりして、よく食べ、よく寝る
・よく働き、よく稼ぐ(可能な範囲でよく遊ぶ)
くらいしかやれることが無いですね。
普段から万人かくあれという話ですが。

2020年2月22日土曜日

マイクロソフトを全売却

今週真ん中ごろにマイPFの旗艦銘柄だったマイクロソフト(MSFT)を売却しました。
以前書いた通り実業の安定感は変わらずですが、年初から市場での評価が加速していたので自分の中で決めたPER33xというレベルで一度撤退です。

イメージとしてはPER30(企業としての適性評価の上限)*10%(市場のオーバーシュート)でPER33xを選択しました。
都合3年程度の保有、数度買い増しして平均取得単価からは+130%程度の利益となりました。

良い企業なら永続的に保有すべきという考えも理解できますが、結局のところ意思決定は自分でするしかない訳で。
周囲の雰囲気(最近MSFT推しの声が増えて来ていた)に流されず、自分で決められたということに評価〇を与えたいです。

距離は離れましたが、ウォッチリストに入っていることには変わりはないので監視を続けたいと思います。