先日PF入りした日本動物高度医療センター(6039)についての所感をまとめます。
アプローチとしては「強い業界」→「恩恵を受ける企業」の流れ。
□業界
ペットの家族化は力強いトレンドで少子化も相まってかペットにかける支出は年々上昇していることがいくつかの統計調査を見ることで分かっている。
ペット飼育の経験が無い私などからすると食事と散歩道具くらいしかイメージできなかったが、内訳をみると「サプリメント」「しつけ・トレーニング」「シャンプー」「洋服」などほぼ人間と変わらない内容となっていることがわかる。
ペットの所有者の愛情の増加に比例してか支出も増加・多様化しているということだろう。
今後日本の消費ポテンシャルの多くを占める高齢層に対してアプローチ可能というのもGoodである。
要はペットビジネスは有望であるという結論となります。
□企業
業界が強くても恩恵を受ける企業が特定できなければ株式投資的には意味がない。
(ちなみに製薬業界については上記の理由から大きくポジションを取ることができないでいる。総体としては拡大していくのでしょうが、勝ち組が誰かが分からないので)
そういった意味では日本動物高度医療センターの優位性は分かりやすい。二次診療に特化することで通常の動物病院との差別化と競合プレイヤーが少ない領域へ資源を集中することができているからだ。
最近は自分の周りでも動物病院の開院が増え、通常であれば競争の発生となるため企業運営としてはマイナスとなるが上記の差別化により通常の動物病院と競合しなくて済む構造となっている。
それどころか下図が示す通り一次診療を行う動物病院経由で病状に応じて紹介を行ってもらう流れを構築している。(同社はこれを連携病院と呼んでいてKPIの一つとしている)
競合プレイヤーも少ない(下図参照)。
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