2018年8月31日金曜日

リーマンショックから10年

9月でリーマンショックから丸10年となるようで。
当時は社会人1年目で右も左よくわからない状態で、いまいち事の重要度がわかっていなかったです。
実際に影響を感じたのは翌年の2009年に入ってから。
私の職種はシステムエンジニアで、企業の設備投資額の多寡がダイレクトに業界の景気に影響を与えるため、そこから一年程度は世界の終わりなのかというような暗澹とした雰囲気が漂っていたのを覚えています。
利益が落ちようと売り上げを上げないといけないからと無茶なプロジェクトにぶち込まれたりして何とも厳しい年だったのを覚えています。

昔語りはこれくらいで。

100年に一度の不景気を社会人としては経験しましたが、投資家としては経験をしていません(今年投資6年目)。
バックミラーで見ればあの時が絶好の投資タイミングだったという皮算用な気持ちがわいてしまいます。
それ以上に「リーマンショックを経験した投資家」というステータスが欲しかった。
投資歴10年以下の人にとっては絶大なマウンティング材料ですよね。

まぁそういうのに固執しだすとドットコムバブル、アジア通貨危機、ブラックマンデー、、、みたいな感じでさかのぼり続けるだけなんですけどね。

投資家なら過去じゃなくて未来を見ましょう。
というわけで次なる世界恐慌のネタに思いをはせていこうと思います。

キャッシュレスにもAmazonedの波か?

AmazonがQRコード決済に参入 アプリで使える「Amazon Pay」、中小店舗に照準

QRコードタイプの決済のようですね。
中国の状況を見るとキャッシュレスの覇権を握るのはこのタイプなように思えます。

微妙なのは手数料。
3.5%というのはクレジットカードの手数料と比較して優位性は無いように思えます。
専用の機器が不要ということ以外には店舗側のメリットは無いように思えます。
だからこその中小店舗を照準ということでしょうね。

暫くはクレジットカード会社がAmazonedされる心配はなさそうと感じました。

ただすでに自社の中で相当量の決済が行われている状況をAmazonが放置しておくとも思えません。
何らかの形で決済分野への進出は図っていくのだろうと思われます。
ベゾスの野望は続きますね。

2018年8月30日木曜日

中国株乗るか反るか

米国株最強!な2018年。
投資資産の7割ほどを米国に割いているのでそれ自体はありがたいのですが、半面2割を占める中国が米国との摩擦で軟調になってしまっています。

私が投資しているのは
テンセントと

平安保険
共に市場に引っ張られて年初来マイナス継続です。
個別で見ると平安保険は決算も良いのですが、テンセントはゲームに対する当局の規制が入ったりと外部要因以外にも不安の種が見られます。

10月までは中間選挙がらみの大統領のポイント稼ぎで何かと標的にされるはずなので、そこまでは気絶したつもりで放置しておきます。
そこから先回復方向に反応してくれないと厳しそうだなと感じていますが、、、

何はともあれ中国の覇道に乗っかるつもりで買った2銘柄。
雑念を排して鈍感に抱いておこうと思います。

2018年8月23日木曜日

JPモルガンのGuide to the Marketsがおすすめ

JPモルガンアセットマネジメントのGuide to the Markets
4半期更新の投資レポートですが、割といい出来です。
グローバル経済・日本経済・債券・株式・その他資産といった感じで、マクロ的なアプローチで、バイアスのかかっていない定量的な情報をコンパクトにまとめています。

個別株に役立つといった類の情報ではありませんが、俯瞰して経済が今どの辺の位置にいるかを知るにはちょうどいい資料ではなかろうかと。

逆に相場の時事的な事象についてはタイムリーなレポートというコーナーで不定期でのレポートが読めます。
こちらはどちらかというと投資信託を売るという本業色が強い部分もありますが、読み物としては目を通していいても損はないかもしれません。

ちなみにレポート曰く現在は景気後半で2年以来に後退期が来る位置なのだそうです。
これをもってすわPF縮小!とはなりませんが、過去のデータではそういうものだというのは頭に入れていていいかもしれませんね。

2018年8月20日月曜日

インフラファンドに新人現る?

伊藤忠エネクスなど、東証インフラファンド市場に上場目指す(日経XTECH)

東証インフラファンドに5社目が加わるかもというニュースですね。
伊藤忠エネクス株式会社が主要な出資者ということで、伊藤忠系列ということですね。
伊藤忠グループは9月に物流系REITの上場も控えています。
こういう市況がいい時の新規REITの乱立は売り抜けが想起させられていいイメージが無いのですが、、、まぁ想像で物を話しても仕方ありません。

伊藤忠エネクスのIRに投資法人設立のIRはあったものの、時期等の詳細情報は特に出ていなかったので現時点では何とも言えない状況です。

面白そうなのは伊藤忠エネクスの系列に風力・水力の子会社がいることですね。
普通に考えると同社に関連するインフラ施設がファンドに組み込まれる可能性が高いわけで、達成されれば太陽光オンリーのインフラファンド市場に多様性が生まれます。

いまだインフラ市場(というか太陽光発電市場)のセカンダリーマーケットは十全に働いているとはいえず、関連会社からの供給が生命線というのが実情です。
卵が先か鶏が先かは分かりませんが、プレーヤーは多いに越したことはないのでインフラファンドへのニューカマー誕生を期待したいと思います。

いずれは太陽光だけでなく広い意味でインフラをとらえたファンドが出てくることを一投資家として望みます。

2018年8月16日木曜日

ウィズダムツリーが日本から撤退

米ETF大手、日本拠点閉鎖へ(市場点描)(日本経済新聞)

ウィズダムツリーが日本の営業拠点を閉鎖するそうです。
日本の指数orレバレッジ系の指数くらいしかまともに売買されていない日本市場だと厳しいという判断なのでしょうかね。

ETF業界はブラックロック・バンガードの2大巨頭が強すぎて後追いは厳しいですね。
逆説的には上記2社の優位性が際立つ形となりますかね。
個人的には大手がやらないニッチな商品設計で気に入っているのでほそぼそ存続してほしいものです。
今投資中のCXSEが上場廃止とかなると笑えない。




2018年8月12日日曜日

【ちょっと気になる】長期金利0.1%越え

ほぼ無いものとして扱っていた日本の長期金利に動きがありました。


ここ二年ほど何度か超えそうで超えなかった0.1%のラインを超えて来ています。
米国市場ばかり見ていると0.1%なんて大したことないと感じますが、こういうのは絶対値と変化量どちらも大事なので一応気を付けておきたいポイントではあります。

理由を考えるなら、日銀の金融緩和が及び腰になっている昨今の状況に数字が反応しているという感じでしょうか。
そろそろパーティの店じまいを考える人が増えてきているということでしょう。
一応0%付近をターゲットとしていると公言している以上どこかで是正に入ると思いますが、いつかは金利を上げる方向に行くことを考えているでしょうから舵取りはかなり難しいものになりそうです。

教科書的には金利上昇は株にはネガティブ、現在は日本株のポジションは無いので売却は考えなくていいです。
市場が荒れて良い出物があれば拾うくらいの感覚で見ていようとは思います。

どちらかというと債券市場が気になりますね。
あっちは図体がでかいのでなんかあったときの影響が無駄にでかいので。

2018年8月9日木曜日

テスラ(TSLA )が株式非公開化を検討

テスラのマスク氏が非公開化を検討-実現なら過去最大のLBOに(Bloomburg)

イーロン・マスクさん株主にやいのやいの言われるの疲れちゃったんですかね。
野望(電気自動車の普及)のある男にとっては四半期という短い期間での通信簿は邪魔くさいってことでしょう。
さすがにこれだけ大きい企業を買い切るだけの資金調達は難しいのではと思いますがどうなるんでしょう。

決算についてはバフェットも似たようなことを言っていましたね。
有望なビジネスと能力のある経営者にとっては、短期で数字を作ることを強いられる4半期決算はマイナスでしかないということでしょう。
案外バークシャーの存在価値はその辺(ウォール街から企業を守る)かもしれませんね。

ただ、不世出の投資家を基準にされるのも困ります。
大多数の企業にとっては可視化とプレッシャーのために四半期決算は必要でしょう。
そして投資家にとってはチェックと楽しみのために。

決算チェックは投資家にとって趣味と実益を兼ねたイベントですし。

2018年8月5日日曜日

祝アップル時価総額1兆ドル

アップル(AAPL)の時価総額が1兆ドルを超えたそうで。
ちょっと前まで9000憶ドルくらいだったはずなのですが、好決算が後押ししたということなのでしょう。
アップルに投資してはいないし、する予定もないですがヒストリカルハイの更新は投資家の心理的ハードルを下げるのには役に立つのでGood Newsと受け取っておきます。


上記のニュースによると過去の節目到達の企業は以下の流れです。
100万ドル(1781):Bank of North America
1000万ドル(1791):Bank of the United States
1憶ドル(1878):New York Central Railroad
10憶ドル(1924):AT&T
100憶ドル(1955):GM
1000憶ドル(1995):GE
1兆ドル(2018):アップル ←今ここ

銀行業に始まり鉄道、通信、自動車、??(1995年のGEは何企業と呼ぶのが正し買ったのでしょう?)、スマホと時代の流れを感じさせます。

これを見ると
・時代のトップを走る企業は長い時間がたっても企業を継続できている
・当時の位置は保っていられない
の2つが教訓として理解できるでしょう。

いつになるかは分かりませんが必ず現れる時価総額10兆ドル一番乗りがアップルである可能性は非常に低いと考えます。
というか今をトキメク企業でない可能性が非常に高いでしょう。
投資家としてはそういう企業をいち早く察知し長期にわたって保有したいものです。

2018年8月1日水曜日

資産状況(2018年7月)

2018年7月の資産状況を確認していきます。
目標の資産配分はこちらを確認してください。