2018年1月9日火曜日

今、債券に投資できるか?

年初から日経23000円・香港30000香港ドルを超えお祭りムードです。
株高の陶酔感とともに反動が来た時への恐怖も募ってきています。

さて、現在の私の投資対象は100%株式となっていますが、それ自体に強い拘りはありません。

債券のほうが有利だと思う時期が来るならそちらに資金を映す意思はあります。
そもそも債券の市場規模は100兆を優に超える規模で、70-80兆ドル程度といわれる株式市場よりはるかに大きいです。
時価総額での投資を教条とするなら6割程度は債券に投資しなくてはならない計算ですね。

またパフォーマンスに関しても株クラスタが思っているより悪いものはないことが歴史を見れば分かります。
(概ね株式がアウトパフォームして〇〇バブルがはじけたタイミングで追いつかれる図式)

さてここまで債券を持ち上げたうえで、幸運にも株価下落の兆候を拾えた場合に投資するかと検討すればNoと答えます。

理由は長期金利の継続的な低下です。



上記は2000年くらいからの米国長期金利の推移です。
時期により上げ下げあるものの傾向としては下がり続けていることがわかります。
現在は金融緩和の終了でFFレートを挙げだした結果、長期金利が上がりだしてきましたが絶対値としてみて低い位置にいるといえると思います。

単純に単独の投資対象として旨みがないというのもあります。
インフレ2%前後の米国で利回り2%中盤の程度の金融商品に投資するかね?という単純な疑問です。

ただそれ以上に怖いのはトレンドの逆回りです。
さすがにこれ以上利回り下げれないよねと。

そもそも債券と株式をMIXする人が債券に求めることは株式との逆相関です。
しかし今後それがうまく機能するかが怪しいなと思っています。
直近数年を思い返しても株・債券両方上昇するという展開が多かったですが、その逆が起こるならちょっとゾッとしますよね。

次に株式から資金を退避するなら現金が無難ですかね。

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