2017年10月14日土曜日

コーチ(COH)が社名を変更:迷走か新時代の幕開けか

コーチ(COH)が社名の変更を発表しました。
米コーチが社名を「タペストリー」に変更へ、10月末-ブランド拡大で(Bloomburg)

11月からはティッカーシンボルも変えてタペストリー(TPR)になるようです。



いまだ売り上げの大半をコーチブランドから得ているものの、スチュアート・ワイツマンや直近買収したケイト・スペードなど複数のブランドを保持している実態に合わせてということのようです。

IR中でも「モノ(単一)ブランドからの転換」という言い回しが推されていたので、今後新たな買収を進めていく意図もあるということでしょう
その辺の姿勢が嫌気されたのか、発表日の株価は2%以上下げる結果となっています。
今のところ投資家の心証はよくないという感じですね。

ブランドを複数保有するファッション企業というとモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)が思い起こされますが、コーチもそういった方向を志向しているということなのでしょうね。
あそこまでの多角化はちょっと怖いなという感じがしていますが、ひとまずは現状買収したブランドをしっかり使いこなせているかを見極めていきたいなと思います。

コーチは個別銘柄の中では保有比率が一番高いのですが、わたしの信頼度に反して市場の値付けが芳しくありません。
足元の業績・配当は十分及第なので、しっかり保有していこうと思います。
この会社については内部要因より景気なんかの外部要因のほうが怖いって感じですね。

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