2017年12月24日日曜日

2018年に意識していること

そろそろ2017年も終わりなので、来年に向けて意識していることを整理していきます。

▽金利
私の投資のアプローチは投資する国を定めてから銘柄を決めていく手法なので、第一に気にすることは金利(金融政策の動向)です。

米国は3回の金利上昇を既定路線として±1回がサプライズのシナリオといった感じでしょうか。
いまだ絶対値的には緩和的な水準のFFレートですが、来年の金利上昇をこなしていけば株式に対して圧力を与えだす水準に達していきそうです。
一般的にはハイテク銘柄群は金利上昇時に弱含むので、今までの株価牽引役たちがどの様になっていくかが注目ですかね。
また、長期金利が上昇すると個人消費に影響が出るので(割合の多い家・車は大体ローンを組むので)その辺も注目です。

米国同様に中国も金利は上昇していくかと想定されます。
中国については市場との対話という感じではないので予想が難しいですが、直近の金利の動きと景気動向を鑑みるとしばらく金利上昇が続きそうです。

日本は据え置き(緩和継続)を想定しています。
現状をみるとそれ以外選択肢がなさそうですが、黒田さんは市場の裏をかく発表をする傾向があるのでそれが懸念点です。
欧米はすでに緩和の出口に向かっている中で、日本がいつそちらに舵をとるかは注目点でしょう。

▽景気
一時米国が景気の牽引を一手に引き受けていた印象が強かったですが、足元で見ると各国ともに景気が良くなっている印象です。
2018年は世界的に好景気という珍しい状況になりそうです。
勢いとしては出遅れな分、日本や新興国に分がありそうな印象です。

▼総括
相対的には米国の投資妙味が薄れたのではと考えています。
プラス材料(景気Good・減税)とマイナス材料(金利上昇・株価が割高水準)が相殺しあい株価横這いがいいところなのかなと。
撤退には程遠いですが、積極的に増やしていこうという感じでもないです。

逆に日本と新興国(というか中国)には投資妙味を感じます。
結論としは米国ややアンダーウェイト、日本・新興国オーバーウェイトという布陣で2018年を迎えていこうかと思います。
テーマとしては好調な景気の恩恵を受ける消費関連が強そうだと思います。

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