前回インデックス投資は強固な投資ストーリーを持っていることを話しました。
前回の話が戦略面の優勢性の話だとすると、今回は戦術面の話です。
▽ガイルとは
皆さんはガイルのことをご存知でしょうか?
20代前半より下だとちょっと厳しいかもしれませんが、30台以降の男性なら大体知っていると思います。
知らない人のために画像を張りましょう。
こいつです。
格闘ゲームの金字塔、「ストリートファイター2」に登場する米国軍人で、飛び道具の「ソニックブーム」と対空技の「サマーソルトキック」を駆使して戦います。
そんな彼の代名詞ともいえる戦い方がタイトルの待ちガイルなんです。
ざっくり待ちガイルの戦い方を説明すると
自分から直接攻撃はせずに画面端から飛び道具を延々打ち続け、相手が近づいたら中足で追い払い、飛んで来たら対空で落とすというものです。
言葉だといまいち伝わらないかもしれませんね。
動画を張っておきましょう。
見ました?
どう思います?
地味じゃないですか笑?
自分から攻撃はせず、相手の行動に合わして対応を繰り返すのみです。
対人戦でやると一部のガチ勢以外からは概ね嫌われます。
あまりに凶悪(かつ陰湿)なため禁止令が出たという話さえあるほどです。
ただこの戦術、理にかなっていて強いんです。
しかも割とお手軽。
攻撃する側(動く側)のほうがリスクを多くとることが多いのでダメージレースをすると対応側が有利になりやすいので。
かといって何もしないと飛び道具に延々削られることになりますし。。。
▽投資に当てはめると?
延々格ゲーの話をしてしまいましたが本題は投資話です。
インデックス投資の優位性、それは平均点をとり続けることによるミス待ち戦略にあります。
いつの世にも時代の寵児というのはいるもので、それは投資の世界も同じです。
単年もしくは数年にわたって素晴らしい成績を挙げることもあるでしょう。
ただ栄枯盛衰は世の理で、勝ち続ける人間というのは極々一握りしかいません。
能力の劣化・スタイルが時代にそぐわなくなった(これが一番ありそう、毎年優位なスタイルは変わるので)理由はどうあれ人間沈むときは沈んでしまいます。
あのバフェットでさえダメな時期はダメですからね。
そういった中でも常に平均をとり続けるインデックス投資は相手のミスを利用して優位を積み上げていきます。
かつインデックス投資にはコストが少なく済むという利点があり、リターンの棄損を軽減します。
ミス待ちと低コスト、一言でいうと「無駄に動かない」を徹底することがインデックス投資の戦術的優位性の根幹です。
▽最後に
両者とも徹底した合理性が強さの肝です。
やりきることさえできれば一定の成果を挙げることができるでしょう。
ただし、つまらなさ故に周りから疎まれがちというのも悲しい共通点かもしれません。
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