2016年12月9日金曜日

油と政治の世界へ-エクソンモービル(ティッカー:XOM)の新規取得

多少時間が空いてしまいましたが、先週エクソンモービル(ティッカー:XOM)を新規取得しました。
原油減産合意報道の直後での取得で、以前の記事の予告通りとなります。 

単純に減産のニュースへの瞬発力で言えばシェール関連の企業の方が良いのかもしれませんが長期保有を前提としているので、財務や経営方針が盤石で実績のある企業を選ぶことにしました。

減産→原油価格高騰で儲けようというよりは、もしそのシナリオに行ってしまうと取得する気が無くなる価格まで上がりそうと感じて行動したという感じです。

逆に原油価格が今後下がってきた場合は(割とあるシナリオだとも考えています、シェールの動向・本当にOPEC各国が減産をするのか)ポートフォリオが油まみれにならない程度に買い支えようと思っています。

出典は失念しましたが、同社が1980年代に2000年の世界のエネルギー消費量を予想したところ、誤差1%の予想精度だったとのこと。(逆に原油価格は大きく外したことが原油価格予想の困難さを物語る)
そのエクソンモービルが2030年にはエネルギー消費量35%の増加を試算しているのです。

市場としての先行きの明るさを示しています。

そういった意味で未来の果実を得るため、石油業界へ投資するのは妥当な判断だと思います。

ただし、ここ10年程度の原油価格の高騰下落を見てわかるように不安定な業界でもあります。
原油を扱うプレーヤーが企業だけでなく、国家が含まれることも不安定さに拍車をかけていると思います。
ここ数年の採算以下の価格で原油を売り続けるOPEC諸国の戦略は、営利目的の企業には無理でしょう。

そういった魅力と危険を併せ持つ業界だからこそ、まずは鉄壁・堅実のエクソンモービルに乗ることを決めました。

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