たまにはインデックスの話でも。
ETF運用の雄である、ブラックロック社がETFの信託報酬引き下げを発表しました。
世界最大級のETFが運用報酬の値引き競争 新ルールで(ETF GateWay)
記事によるとS&P500連動のETFの信託報酬が0.07%から0.04%へ引き下げとのこと。
同指数連動で私が保有している1547(上場S&P500米国株)の信託報酬が0.17%程度であるため、
四分の一以下ということになります。
1547も十分低コストであり、これ一本でアメリカ全域に投資できることには満足していますが中身が同じでコストが低いなら単純にうらやましいと感じてしまいます。
この辺はさすが金融先進国のアメリカだけあるなと感じてしまいます。
国内もこの動きに追随してくれると助かるのですが。
閑話休題。
こういったニュースを見るたびに思うのですが、アクティブ運用からパッシブ運用への資金流入の流れは今後も加速していくことと思います。
なにせ投資に掛けるリソース(時間・熱意etc)からみたらコスパの良さが抜群ですからね。
ただこの流れはパッシブ運用のリターンを削っていくことになるのではとも思います。
パッシブ運用は待ちを戦略に取り入れた運用だと思いますが、待ちがより有効になるのは相手が正着でない手を打った時だからです。
市場全体におけるパッシブな資金の割合増加は、ミスをしてくれる人を減らすことに他ならないため市場平均を押し下げていくのではと考えています。
また、パッシブ運用が増えるならそれを食いものとするアクティブな主体も増えていくでしょう。
巨大で小回りの利かないクジラを小魚たちがついばみ、餌とするような光景が増えそうです。
TOPIX採用銘柄を先回りで買うなんてのは典型的な食いもののされ方かと思います。
とはいっても株式自体の利殖能力が全アセット内で一番なのは疑いようが無く 、パッシブ運用が負けにくくスマートであることに変わりはないとは思いますが。
結局は一度パッシブな投資をすると決めたなら、買付後は徹底的に投資に時間を割かず忘れ去るくらいの立ち回りが最適解ということです。
私のようにインデックスに投資しておいて投資ブログをやるなんてのは、合理性のない振る舞いだという自虐的な結論でお開きに。
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