2016年10月29日土曜日

思い出の?失敗投資③セクターローテーション

第3回となった失敗投資話。一応これでラストです。

前回:思い出の失敗投資②立会外分売
前前回:思い出の失敗投資①イベント投資

今回の投資話は前回までとは異なる点があります。
実は現時点でまだ銘柄を保有しているんです。
そういった事情でタイトルにも思い出の「?」 とさせてもらっています。 

さて本題です。
投資手法としては結構有名な部類に入ると思いますが、セクターローテーションです。
業種ごとの株価の上下が、景気サイクルで異なることを利用する手法ですね。

景気後退期⇒ディフェンシブ(公共・通信・生活必需品)が上がりやすい
景気拡大期⇒工業・素材があがりやすい
といった傾向が各業種ごとに存在するので、景気の波を先取りして投資する対象を乗り換えていくやり方です。
※実際には金利や為替動向なども影響するのでもっと複雑ですが

投資対象としたセクターは小売セクター。
具体的には「NEXT FUNDS 小売(TOPIX-17)上場投信(1630)」へ投資していました。

小売に陰りが出るまでは保有しておこうと決めて買い、指標としては現金給与総額が明確に落ち込まない限りは保有と決めました。
※給料が増えてるなら人は消費をするだろうという読み

最近の景況感からは意外かと思いますが、実は2014年ごろから現金給与総額は増加トレンドを継続しているのです。
そういったわけで配当投資にシフトしつつある今でも1630を保有しています。

同期間のTOPIXとの比較では1%程度アウトパフォームしており、成功と言い張ることもできるのですが、、、
ご存じの通りTOPIXは前年から一貫して株価下降中でございまして、そこに若干プラスが入っても絶対値としてはマイナスです。

評価損益では現在-15%程度を推移中です。

すでにTOPIXへの投資をゼロにしてしまっている身なのでTOPIXにアウトパフォームすることを目指してもなーと感じております。

今年の年末で損益通算に使って売却するのが濃厚かと。

ただ、セクターローテーション自体は有用な手法だとも感じました。
景気の上下を何度か経験して自分に合う業種・銘柄を把握できればいい結果が出るのではとも思います。
ただその辺はプロの主戦場でもあると思うので、相応の努力が必要ではありそうですね。

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