2017年1月22日日曜日

米国大統領就任初日、犠牲となったセクターは?

米国の大統領就任式が終わりました。
相場のムードとしてはとりあえずイベントが一つ終わってホッとしているという感じでしょうか。
S&P500は前日比0.34%と底堅く推移しました。

「相場のことは相場に聞け」とも言いますし、セクター別の高騰率を確認してみましょう。



ヘルスケアの一人負けですね。
直近の薬価に対する発言などが鑑みられてでしょうか。
相場のリズム的にも、政権の温度感的にも厳しい年になるかもしれません。

一日の値動きなんて意味が無いと切って捨てる向きもあるかと思いますが、数字に基づかないトレードが大多数を占める以上相場の温度感を知っておくことにも一定の意味はあるかと。
ちなみにJNJをウォッチリストに入れてるのでもう少し下がってくれると嬉しかったりします。

大統領演説を文字おこし版で確認しましたが、選挙前後の言動の凝縮版といった感じでしたね。
米国第一のメッセージが色濃く出ていました。

グローバリズムの一番の受益者たる米国が、自らそれを否定するのは何とも皮肉なものです。
米国のグローバル企業の社員たちはどういう気持ちで演説を見てるのでしょう。

兎にも角にも、去年11月から続いていたトランプ相場は一区切りです。
期待と不安で動いていた時期は終わり、今後は現実に何をなしたか(あるいはなさなかったか)で評価を行うことになっていくでしょう。
基本的には期待先行でここまできているのでどこかでぎくしゃくするタイミングがあるのではと思っています。

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