2017年1月18日水曜日

投資の始め時はいつか?

すでに投資を始めている方には意味の無い話題ですが、「貯蓄から投資」が叫ばれる世の中なのでこういった話題にも意義があるかと。
投資を検討している方が投資の世界に踏み込む or 踏み込まないの一助になればと思います。

最初に制約をつけると、「始めたいと時が始め時」これは禁止です。
実際には各人の事情がある中ではこれが一番無難なのですが、個人ブログで玉虫色の答えを出してもしょうがないので。

いくつか自分の中でこれがクリアーできていれば投資してもOKではという項目を上げていきます。

①借金が無い
無利子ならいいですが有利子の場合借金を前倒しで返却することは大体の投資行動より期待値が大きいです。
私自身、奨学金を借りていた身でしたが投資を始める前に一括で返済しました。
15年返済を10年程度前倒したと記憶しています。
複利の力はマイナス方向にも甚大で、1%そこらの利率が単利に直すと6%程度の数字になり驚いたのを覚えています。
今の世の中「6%」の利回りが「確実」に発生する投資案件は、詐欺以外にはないと考えます。

例外はマイホームのローンでしょうか。
税制面での優遇が大きいのでその辺を把握されているなら問題ないケースもあるとは思います。
(そんな方が投資の始め時を悩む状態が想定しにくいですが)

②投資できる金額が年収程度にはある
現役世代を想定、かつ本格的に投資を始めるならという条件付き。

こちらは効率の問題です。
金融資本の特性上、投下する元本の多寡が絶対額での投資成績に影響します。
元本が100万なら2倍にしても+100万、元本が1000万なら10%で同じ成績です。


自分の年収くらいまで貯蓄するまでは、それこそ自分に投資してサラリーを増やす方が経済合理性があると思います。

まぁ年収だとひとそれぞれ条件も違うので、もうひとつ基準を出すならサラリーでの資本の増加率が投資の想定リターンを割ったときという考え方もあります。

例として
・毎年10万円貯蓄
・想定の投資リターン10%
の人がいるとすれば

資本の増加は
10万→20万→30万40万→50万60万....
と同額加算されていきますが、増加率は
+100%→+50%→+33%→+25%+20%....
と減っていき10年目で想定投資リターンを割ります。
そこまで来て投資開始という考えです。

とはいえ、そこまで全く投資をしないというのももったいないのでインデックスファンドなどを一定量買いつけておくというのもいいと思います。
元本保証でない金融商品になれるというのも重要ですからね。

投資できる年数が15年以上ある
年数はざっくりですが。
先ほど書いたとおり投資には慣れが必要です。
投資に慣れて(3~5年)、景気を一サイクル(7~10年)となると相応に時間がかかりますね。

この条件は現役世代はほぼ大丈夫でしょうから、NGの想定はリタイア世代です。

投資経験もないのに、退職金を元手に豊かな老後をなんて意気込んでいる方がいるなら正直考え直した方が良いのではと思います。
なんらかのカモ(相場か銀行員?)になる可能性が高いと思います。

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