2018年4月20日金曜日

プロクター&ギャンブル(PG)がメルク KGaAのコンシューマーヘルスケア事業を買収

P&Gの四半期決算報告がありました。
数字はまぁ無難というかやや物足りない報告だったかと思います。
一応コンセンサス予想は超えているみたいですが、昨今はどこの企業も好調ですから埋もれてしまいますね。

注目したのは同タイミングで出したメルク KGaAのコンシューマーヘルスケア事業を買収1するというプレスリリース。
”あの”メルク?と思ったら、どうやら米国ではなくドイツ企業のようで。
調べてみるとむしろ米国メルクの元会社みたいですね、、、一つお利口になりました。
(現在では名前以外の関連は無いとのこと)

さて本題の買収内容。
プレスリリースを読む限りだと、
・コンシューマーヘルスケア事業を買収
・買収金額は約34憶ユーロ(4500億円以上!!)
こんなところしか分かりません。

コンシューマーヘルスケア事業ってどんな商品持っているのかね?と調べたところ、いわゆるOTC医薬品ってやつ見たいですね。
OTC医薬品は処方箋の不要な医薬品で、日本でもドラッグストアなんかで売られているものです。
P&Gの分類分けだと、「Health & Grooming」に分類される感じでしょうか。

プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニー(NYSE:PG)は本日、同社を買収する契約を締結したと発表した。
↑は決算資料から持ってきたメルクの主力商品の画像。
一つも商品を知りませんが、世界的には有名なんでしょうか。

米国では医療費の高騰がたびたび問題となっているので、安価な薬の需要は一定量ある気がします。
問題は34憶ドルユーロという買収金額の妥当性ですかね。
正直買収後の決算資料を見ないと何とも判断が出来ませんが、安くはないんだろうなという印象です。

直近まで採算の合わないブランドのリストラをした上での事業買収なので、計算の合わない買収はしないだろうと思いたいところです。
ちなみに買収発表後の寄り付きは前日終値-3%程度、様子見って感じですかね。

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