2018年9月27日木曜日

米中貿易戦争雑感

米中貿易戦争に関して。

短期的・投資的に見れば手仕舞いの時期に来ているように見えます。
仕掛ける側の米国(トランプ)が中間選挙で国内に目を向けるべき時期なので、春先からの仕込みをアピールする段階にうつると考えられます。
政治的なイベントが済めばあとは現実的な落としどころの妥結でしょうから、年末以降にほどほどのところで合意に持ち込まれるだろうというのがメインの予想です。

そういった意味では2018年の投資テーマとしては賞味期限を過ぎつつあると思います。

ただそもそも論として、なぜ米国が中国に突っかかっているかということを考えます。
ちょいとエキセントリックな大統領がエキサイトしている、というのがぱっと見ですが本質としては中国という国の覇権性をアメリカが感じ取っているからというのが正しい理解だと理解しています。

大統領も人気商売ですから国民の支持を得られるからこそ人気取りの政策になるわけで。
主因が個人ではなく米国全体の機運である以上、米国と中国の摩擦は今後も思い出したように吹き返すと思います。

小競り合いの結果がどちらかの圧勝なのか、妥協による覇権の折半なのかは現時点では見通しようがありませんが、中国にはその可能性があるということです。
長い目で見れば現在の米国の嫌がらせも中国を先進化させる要因になるという見方もできます。

そういった可能性があるからこそ私は中国に一定割合Betをしています。




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