2016年9月28日水曜日

投資を始めて考えが変わった「良い会社」の定義

あるあるですが、投資をするようになると社会、特に政治経済に興味が出ることが多いようです。
私もそのクチです。
継続的取り入れる情報が変わると、考え方にも影響があるようで投資家的な見方というものが自分にも多少備わってきたように感じます。

その中で一番投資開始前後で考えが変わったのは「良い会社」 の定義です。

投資開始前の私にとって良い会社とは「継続して好待遇を与えてくれる会社」でした。
好待遇の部分を各人の嗜好に合わせて幅を持たせれば(給与・やりがい・社会的地位etc...)大体の労働者にとって異論のない定義かと思います。

では投資をする側からみて良い会社とは何か?
それは「継続して資本を増殖してくれる会社」だと思います。

そして残念ながら両者の利害は一致し辛い性質にあるようです。
投資家から見たら社員も機械も労務費か設備投資か程度の差異しかないのだから。
重要なのはいくら払っていくら儲かるかだけなんです。
シビアですが投資家の意見はこんなところでしょう。

両者にとって良い会社を探すのはかなり至難の業なのではと思います。
私は素直に労働者にとっていい会社に勤めて、投資家にとっていい会社に投資するよう努力したいと思います。

最後に子供の頃読んでいて印象深かった漫画「パトレイバー」の会話シーン。
後藤「子供の夢ってさあ、泉なんか見てるとわかるけど、基本的には『運転手さん』になりたいんだよね。そういうのが資本家の夢とだんだんかみ合わなくなってくんだ」
南雲「資本家の夢ってなあに?」
後藤「給料のいらない従業員」
非常に味わい深いですね。

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