2016年9月15日木曜日

株主に社会的意義はあるか?

タイトルは自分の中で咀嚼しきれていない設問です。
もう少し噛み砕いた言い方をすると「株を保有することが自分以外の役に立つのか?」です。

「企業が何かをするためには投資家の出資が必要、その役割を株式を通じて投資家が提供することで社会に対して利便性(製品・サービス)が提供される」
そんな回答が来るかもしれない。

ただ、この回答では明らかに不十分だ。

企業⇔投資家間の最初の株の売買であれば、企業側に資金が提供される。
ただ、基本的に株の売買の多くは投資家⇔投資家間の譲渡でしかない。
私が誰かしらから株を買い、保有することと企業の価値には何の影響も発生しようがない。

「市場に流動性を提供する」

これは一つの回答の形だろう。
株式というシステムは流動性を伴ってこそ機能するシステムだからだ。
出口(現金化)が見えないことには誰も出資をしようなどとは考えないだろう。

ただしこの回答にも一定の疑問が残る。

株を持つことで社会に提供できる価値が流動性だけだというなら、あまり売買をしないスタイルの私は価値が低いということになる。
長期投資家より短期投資家の方が社会に価値を提供している事になり、究極的にはHFT(高頻度取引)が一番ということになる。
それはあまりに虚しくはないでしょうか。

勿論私にとって株を保有する目的は資産保全・資産最大化、これ以外にないです。
社会的意義なぞ一ミリも存在しなくても何の問題もないのですが。。。

だれかスカッとする回答を持っている方はいらっしゃらないでしょうか。

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