2016年9月26日月曜日

個人投資家がレバレッジをかけることの是非

レバレッジをかけた取引はしないと決めています。

株(企業)という投資対象で考えるなら、企業というのはそもそもレバレッジ(他人資本)を内包するものです。
投資対象がすでにレバレッジを効かせているのに、さらにリスクを取るのは過剰というものです。
投資家がレバレッジをかけることが適切になるのは、企業が不適切な資本政策をとっている状態です。
逆説的にそんな企業には投資しないほうがよいと思います。

投資家であれば、提供した資本に対してどれだけ利益を出せるかという観点は重要だと思います。
そういう意味では近年のROEを重視する風潮は適切だと考えます。

話が逸れました。

では株以外ならレバレッジをかけていいかというとそれもNoだと考えています。

レバレッジをかけることでポジションが死ぬことが「ありうる」というのが問題です。
FXでのロスカット、一時的に株価が急落するフラッシュ・クラッシュなど想定外のことは稀によくあるものなのです。

適切なリスク管理という次元の話ではなく、死に状況は作った時点で負けです。

レバレッジをかけることで得られるのは資金効率、当然プラスにもマイナスにも同様の効率が働くので金額ベースでは効率は上がりますが、率ベースでは中立です。
それに対して上記のデメリットはあまりに過大と感じるのでレバレッジをかけた投資はすべきでないと考えます。 

他人の資産運用に口を出す趣味はないですが、大方の個人投資家は借金をしてまで株を買う必要はないと思います。

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