2016年6月14日火曜日

確定拠出年金-検討②:事前の決めごと、そして金融機関へのグチ

前回、確定拠出年金のメリットデメリットを整理しました。
デメリットもありますが総合的に見ればメリットが勝る制度だと判断しました。
今回は加入に際しての決めごとを検討していきたいと思います。


・積立金額
私は第2号被保険者であるため月額上限は23,000円、年間では276,000円。
私は年間1,000,000円を追加投資を下限目標としているため、
制度をフルに活用するのが適切だと判断しました。
というわけで上限の23,000円を積立予定です。

・運用商品
長期運用・途中換金できないという、以前書いた制約に類似。
この時は投資期間が30年間ならSP500連動指数、それ以上なら全世界株インデックスが
いいと結論付けました。
私の場合は運用期間はちょうど30年想定。 
SP500連動指数の商品があればよかったのですが、私の調べてた限り扱っている金融機関
がないようです。
というわけで次善策として全世界株インデックス(先進国インデックス+新興国インデックス)
の組み合わせで行く予定です。

・金融機関
最後に、運用を行う金融機関(厳密には運用管理機関)の選定。
個人型確定拠出年金のサイトによると100超の機関があるよです。
選定に難航するかと思ったが、前述の商品と手数料を勘案するとSBI証券一択でした。
次点は手数料の安さでスルガ銀行、商品のラインナップでは野村証券。

というわけで一通り事前の決めごとは完了です。

最後に題名にもある通り、金融機関へのグチを。(というかこれが本題か?)
金融機関の選定をしていて感じたことは、各金融機関のやる気の無さです。
100超もの金融機関があるにもかかわらず、選定に要した時間はせいぜい15分程度。
端的に言って、何のアピールポイントもないところが大半です。

本制度は個人の資産形成にとって素晴らしい制度だと思うとともに、金融機関にとっても
安定収入源になりうる制度だと思います。
十年単位で解約が発生しない積立投資はストック型ビジネスとして有望だと思います。
 

ビジネスチャンスがあれば通常は
・シェアの確保(=他との差別化)
・パイの増大(=制度の普及活動等)
を行っていくわけですが、前述の状態と本制度の普及状況をみれば首尾はお察しといった

ところでしょうか。

近年地銀を中心に金融機関の再編活動が活発ですが、儲ける力の無い組織が淘汰されるのは
原理原則的に考えて自然な流れでしょう。今後この流れは加速していくと思います。
(特に銀行はサービスに差がないのに多すぎる!)

市場淘汰がなされて、個人投資家にとってより良いサービスを提供できる金融機関が
増えることを願います。
(ひとまず確定拠出年金にSP500連動指数の投資信託を入れてくれると嬉しい)

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