2016年6月8日水曜日

確定拠出年金-検討①:メリット・デメリット

いまさらながら個人型確定拠出年金を検討しています。

制度自体は投資を始めたころから認識していましたが、60歳まで現金化できない
代わりに非課税程度の中途半端な認識でした。
その程度ならNISAとどっこいどっこいだと思い調べていなかったのですが、
投資ブログをネットサーフィンしている際に上記以外のメリットを知り検討を始めた次第です。
(本当に無知は罪ですね)

中途半端に理解していた私が言うのも変ですが簡単に制度のメリデメを整理します。


・メリット
1.拠出した金額全額を所得控除
2.運用益非課税
3.受け取り時に控除対象(公的年金控除・退職所得控除)

1が最大のメリットです。
所得控除することで、所得税・住民税を節税できます。
私の場合20%(所得税:10% 住民税:10%)の節税が拠出時点で確定するわけです。
安定的に収入があることを前提とすればかなり有利な制度と言えるでしょう。

・デメリット
1.60歳まで流動性を放棄
2.特別法人税

1については心情的には多少の抵抗感はありますが、
現在の資産配分でも先進国・新興国インデックスについては売るつもりはないので
その部分を充てるつもりでいれば問題は小さいと思います。

2がネックです。
年率1.173%の資産税。利益ではなく資産額に応じて税金を取る悪魔のような税です。
平成28年度までは凍結だそうですが、凍結ということは何もしなければ復活するわけです。

30年という運用期間を考慮すればメリットの方が勝つとは思いますが、 
特別法人税は税優遇のかなりの部分を削ってしますため切に廃止を希望します。

最後に本制度を調べることで、政府が現行の国依存の年金体制を緩やかに
廃止していく意思を感じました。
今後の現役世代は、本制度を含めた資産運用を通じて経済的に自立することが
必須な世の中になっていくと思います。

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