イギリス国民の決断により日本株の立ち位置を思い知らされる

2016年6月24日、イギリス国民はEU離脱という大きな選択をしました。
一言離脱といっても実務上は年単位での内政・外交含めた大仕事が待ってるとのことで、
英国紳士の皆様方の置かれてはスマートに事にあたっていただきたいと思います。
(伝統の二枚舌で相場をこれ以上乱すのだけはやめていただきたいが。。。)

さて相場の話。
上記を受けて予想通り世界の株式市場はリスクオフに傾きました。
投票前は結局残留だろうという楽観視が優勢だったことから影響も大きかったように思います。


各国の代表的な指数の状況を見ていきましょう。

イギリス：-3.15％
ドイツ：-6.82％
アメリカ：-3.59％ 
中国：-2.92％
※現地通貨ベース

当然のように各国マイナス、中でもドイツのマイナス幅が大きいです。
EUの実質的なトップということで、今後のEU運営に対しての懸念材料から大きく売られた
という感じでしょうか。

さてそれでは、我らが日本株の状況を見てみましょう。
日本(TOPIX)：-7.26％ ←!?

なぜEU圏の国より影響が大きいんだ。。。
為替が円高方向に4円程度動いているのでそちらの影響が大きいのでしょうが。
(一時は90円台突入の場面もありましたし)

他国のくしゃみで日本が肺炎を地でいく状態ですね。
何も言わなくても他人の気持ちを感じいる国民性が相場にも出ているのでしょうか。
とにかく日本株自体が世界の市況循環セクター的な特徴を有していることを、
如実に示した結果だと感じました。
(ドル建てでみればまた違った世界が見えそうですが)

日本株で相場を張るのならこういった特徴は押さえるべきですね。

高くなった円でアメリカに資金を割り振ろうと検討中ですが、
思ったほど下がっていないので悩み中です。
やはり自分の都合で株価が決まるというのは強いですね。