2016年6月5日日曜日

一度買ったら売らない

長期投資の文脈においては「一度買ったら売らない」はよくいわれることかと思います。
インデックス投資界隈では、
・株価の動きは予測できない
・稲妻が輝く瞬間(株価が大きく上昇する時)に株を保有していないとリターンが大きく劣後する※
・ゆえに相場に居続けることが最善
というような論調でしょうか。

個別株に投資している方たちにとっても、理想的な保有期間は
「(成長ストーリーが続く限り)永遠」という方は多いのではないかと思います。

では私にとって「一度買ったら売らない」に該当するものは何かを考えていきたいと思います。


 ・個別株
まずここは全滅です。
該当する企業がないという意味ではなく、私にそれを見抜ける技量がないという意味です。
自分の中でリターンの源泉がはっきりしないものに投資しないのは、
相場で死なないための鉄則かと思います。
買わない以上売りもありません、そういう意味で該当なしです。

・全世界株インデックス
株式全部のせ、ここが一番パッシブに株式のリターンを享受できると思います。
株式全体の総和が伸び続けることを信じられる人にとっては、一番分かりやすいかと思います。
銘柄的にはVT(バンガード社)、ACWI(iシェアーズ)が有名でしょうか。
50年保有しろと言われたら私はここにすると思います。

・米国インデックス
全世界でもいいですが、どうせ持つなら資本主義の本場。
どちらにしろ全世界の6割は米国です。
残り4割のなかには明らかに自分の力で稼ぐ能力が劣後している国もあります。
今後もアメリカが世界の中心で、あると思えるなら1国集中でもいいと思います。
30年くらいならその判断でも問題ないかなーというのが私の意見、30年間は投資期間の
ほぼ全てに該当するため現実的にはここが私の最終回答になります。
銘柄的にはSPY、日本で買うなら1547。

以上、思考実験でした。
個別株は全滅とい言いつつ、インデックス連動を実現している商品を出しているのが
個別企業というのが今回の突っ込みどころですね。

※この言い回しは稲妻に焼かれるとき(暴落)を意図的に除外している意味でレトリックを含むものだと思っています。保険のセールストーク的なものですかね 。

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