2016年8月24日水曜日

配当最大化の戦略④:シミュレーション

過去3回、配当最大化への考えを投稿してきました。

配当最大化の戦略①:投資金額の最大化 
配当最大化の戦略②:YoCの最大化
配当最大化の戦略③:阻害要因

今回最終回としてシミュレーション、またの名をどのくらい儲かるかの皮算用をしていきます。

前回まで見てきた配当投資の変数は以下の通りです。

投資金額:500000/年
投資期間:30年
(初年度)利回り:3.0%
増配率:6%
税率:20%
投資スタイル:投資金額+配当を毎年積み立て

投資金額・期間あたりは私個人にあてはめた実績値です。
(金額はもう少しいけそうですが、人生の浮沈は予想できないので低めに見積もります)

以下が結果です。

増資累計投資額配当YoC
1¥500,000¥500,000¥12,0002.40%
2¥500,000¥1,000,000¥25,0082.50%
3¥500,000¥1,500,000¥39,1092.61%
4¥500,000¥2,000,000¥54,3942.72%
5¥500,000¥2,500,000¥70,9632.84%
6¥500,000¥3,000,000¥88,9242.96%
7¥500,000¥3,500,000¥108,3933.10%
8¥500,000¥4,000,000¥129,4983.24%
9¥500,000¥4,500,000¥152,3763.39%
10¥500,000¥5,000,000¥177,1763.54%
11¥500,000¥5,500,000¥204,0593.71%
12¥500,000¥6,000,000¥233,2003.89%
13¥500,000¥6,500,000¥264,7884.07%
14¥500,000¥7,000,000¥299,0314.27%
15¥500,000¥7,500,000¥336,1494.48%
16¥500,000¥8,000,000¥376,3864.70%
17¥500,000¥8,500,000¥420,0024.94%
18¥500,000¥9,000,000¥467,2825.19%
19¥500,000¥9,500,000¥518,5345.46%
20¥500,000¥10,000,000¥574,0915.74%
21¥500,000¥10,500,000¥634,3146.04%
22¥500,000¥11,000,000¥699,5976.36%
23¥500,000¥11,500,000¥770,3636.70%
24¥500,000¥12,000,000¥847,0737.06%
25¥500,000¥12,500,000¥930,2287.44%
26¥500,000¥13,000,000¥1,020,3677.85%
27¥500,000¥13,500,000¥1,118,0788.28%
28¥500,000¥14,000,000¥1,223,9968.74%
29¥500,000¥14,500,000¥1,338,8129.23%
30¥500,000¥15,000,000¥1,463,2729.76%

最終的なYoCは9.76%、年間配当額は1,463,272円となりました。
年金と考えればまずまずと考えれますが如何でしょうか。

元の利回り3%が9.76%になるのですから、配当再投資と増配の凄さがわかりますね。
ただ、上記の変数を税金なし(0%)とすればYoC13.6%、年間配当額2,044,613円まで上がります。
税金が如何に資産形成の邪魔かわかりますね。

ひとまず上記のシミュレーション結果を目標としてみたいと思います。

2 件のコメント:

  1. 配当投資って興味あるんですけど、日本では通用するのかなあ?っていう思いがあります。やっぱり税金20%って大きいと考えているのでだったら内部保留してくれる商品のほうがいいような気もするんですが、さりとて配当金ってうれしいですよね。

    それに税金も今は20%だけど将来的に30%とかになったら今確定益を出しているほうが得だともいえるしなんとも言えないと思っています。

    この配当投資って考えたぶんアメリカ発なんじゃないでしょうか? アメリカの税率って10%程度だったような気がすんだけど、それにアメリカ株の方が配当投資に向いてますよね。

    一番いいのは日本株もドリップ制度ができてくれたらいいのにな。

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  2. >クロスパール さん

    コメントありがとうございます。
    現状、日米の配当をめぐる環境は大きく隔たりがあると思います。
    勿論米国優位という意味です。
    ご指摘の税制もそうですが、何より配当政策の合理性のレベルが大きく違うと感じています。

    米国は一度配当を出し始めたらそう簡単には減配出来ない風土が出来ていますね。
    日本では割とラフに減配、無配への変更がされる印象です。

    連続増配企業の数の差を見るだけでも、どちらが適切かは明白ですよね。

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